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A bear photographed in Joetsu, Niigata Prefecture on October 2022. (Provided by Niigata Prefecture)
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環境省は12月1日、11月のクマによる全国の人的被害が14道県で28件、被害者は30人だったと発表した。件数は同時期の記録が確認できる平成18年以降で最多。被害者数は令和元年に次いで2番目に多い。10月中の被害として追加報告があった分を合わせ、4~11月では19道府県の計193件、死者6人を含む212人となり、いずれも平成18年以降で最多となった。
冬眠に入った個体もあるとみられ、今年4月以降の月別では9、10月より少ない。速報値のため数は変わる可能性があるとしている。
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11月の被害者30人の内訳は秋田が8人、岩手5人、新潟が3人。北海道、富山、長野が各2人、宮城、福島、栃木、群馬、福井、山梨、岐阜、島根が各1人だった。死者はいない。4~11月では、秋田が70人に上り、岩手47人、福島14人、長野が12人、青森が11人、新潟が10人だった。